非常食って普通のレトルト食品とどう違うの?
おいしく食べられる?どうやって食べるの?
作り方や味を教えて欲しい!
こんにちわ。えびてんです。
今年は地震などの災害が多発したことで、日本中で防災意識が高まった年ではなかったでしょうか。
私もそのひとりで、大阪府北部地震をきっかけに非常用持ち出し袋の準備を始めました。
防災グッズについて調べている中で、
非常食は一度食べてみた方が良い
というのをどこかで読みました。
非常時は好みのものが食べられないことが、ストレスになることもあるようです。
なので、私は非常食の試食をしてからそろえることにしました。
今回はこちらを購入して試食してみたいと思います。
レビュー品は4種
届いた商品は全部で7種12品でしたが、今回はそのうちの4種5品を試食してみます。
保存食 白飯
- 保存期間:製造から5年
- 特徴:ご飯とおかゆ2通りの食べ方が出来る。熱湯もしくは水で調理可能。
- 内容量:100g(調理前)
保存食 えびピラフ
- 保存期間:製造から5年
- 特徴:ご飯とリゾット2通りの食べ方が出来る。熱湯もしくは水で調理可能。
- 内容量:100g(調理前)
美味しい防災食 さば味噌煮
- 保存期間:製造から5年7ヶ月
- 特徴:そのまま食べられる。未開封での湯煎も可能。
- 内容量:150g
非常用飲料水 SuperSave
- 保存期間:製造から5年
- 特徴:軟水
- 内容量:500ml
非常食を準備する
マジックライス白飯

マジックライスは2通りの作り方ができます。

作り方はパッケージに記載されています。

中にはスプーンが入っているので、別に用意しなくても食べられます。

調理前にスプーンと脱酸素剤を取り出します。

ご飯とお粥が選べますが、今回はご飯で食べようと思うので、赤い線までお水を入れます。


160mlのお水が必要です。
断水時には、貴重なお水は使いたくないので、お水に余裕がある時に向いている非常食ですね。
常温の水なので、チャックをしめて、1時間まちます。
熱湯が準備できる場合は、15分で食べられます。
出来上がりまでの時間を確認していなかったため、こんなに時間がかかると思わず、空腹のまま1時間お預け状態でした(汗)
非常食を購入したら、調理にかかる時間は要チェックです。
マジックライスえびピラフ

こちらも2通りの作り方ができ、ピラフかリゾットで選ぶことができます。

同じように、水のラインが印字されています。
袋を開けると、とても良い匂いがします。
非常時でも美味しい匂いが感じられるのは、とても気分が良いと思います。


こちらはピラフで食べるので、140mlのお水を入れます。

白飯同様、チャックを閉めて1時間待ちます。

さば味噌と水はそのままでOKなので、これで準備は整いました。
非常食を試食する
1時間後やっと実食です。
朝食のつもりがすっかりブランチになってしまいました(笑)
マジックライスえびピラフ


食べてみた感想は、
- ニンジンがなかなか固い。
- 混ぜ方が足りないのか、味がマダラ。
- 今回作り方が下手なせいか、味は65点位。
- 水多めで作った方が、硬い部分が残らないと思う。
- 底の方に味付けが固まっているので、しっかり混ぜる必要あり。
- 支給されるご飯にはない味だから、味に飽きたときに重宝しそう。
といった感じでした。
作り慣れていないせいで、美味しくできなかったのが悔やまれます。
この手の非常食は「水多め&よく混ぜる」を徹底すれば間違いなく美味しく食べられるので、とてもおすすめです。
マジックライス白飯


食べてみた感想は、
- 規定量の水では、一部のお米がゴリゴリのまま。
- 水多めで作るのがおすすめ。
- 味は普通に冷飯。
といった感じでした。
えびピラフより、お米のゴリゴリが多かったので、気持ち多めに水を入れれば大丈夫そうです。
個人的には、食料より水の方が大切なので、白飯が食べたいのであれば、水を使わず時間もかからないふつうのパウチタイプのお粥が良いんじゃないかと思いました。
美味しい防災色さば味噌煮
ハサミが使えないときは、慎重に開けた方が良さそうです。


中には2切入っていました。
非常時の魚は貴重なので、この量は嬉しいですね。

- さば味噌缶で食べ慣れている甘めの味付けで、とっても美味しい。
- 冷たくても、しょっぱすぎることはない。
- 片手で食べられて、非常食にはとてもおすすめ。
- この食べ方だとパウチの口が汚れるので、残った時の保存の仕方は考えておかないといけない。
さば味噌煮と白飯一緒に食べる
こうやって食べれば食器もいらないし、さば味噌をスプーンでも食べられるので、覚えておくと良いかもしれませんね。
カレーなどでも応用できそうです。
非常用飲料水SuperSave

- 軟水で飲みやすい。
- 特に臭いなどはなし。
水は、普通のミネラルウォーターと同じ感じで飲めます。
常温だと飲みにくい水もある中、こちらは問題ありませんでした。
特にこだわりがないのであれば、こちらを選ぼうと思いました。
まとめ
4種類試食してみて思ったのは、これだけで結構お腹いっぱいになるということ。
正直、足りないかなと思っていたので、この結果は意外でした。
夫も一緒に試食したのですが、二人ともお腹いっぱいになりました。
もしかしたら、ご飯は2人で1袋+おかずでもいいかもしれません。
被災したショックで普段より食欲がないことも考えられるし、事前にどのくらいの量が入っているのか知れたのは、非常用持ち出し袋を準備していく中で、とても良い経験でした。
全体的通して感じたことは以下のとおりです。
- 調理に時間がかかる物もある
- ご飯の調理に使う水は多めに入れる
- 結構量がある
- 好みの食べ物は大切
- お皿がなくてもなんとかなる
- 箸は準備したい
さいごに
被災時にあったら良い食べ物は何か
被災したら、そのショックで食欲がないことが考えられます。
2〜3日だったら良いのかも知れませんが、それ以上の期間飲まず食わずでは、避難に必要な体力が失われます。
そういう中で自分の好みの非常食があると、少量しか食べられなくても、魚や野菜などが食べられて栄養をとることができます。
だからこそ非常食は、自分の味覚にあったものを厳選しておくべきだなと思いました。
避難所にはパンかカップ麺
ちなみに私の経験では、避難所で支給されたのはパンやカップ麺が多かったです。
3日ほどで自宅に戻れたので良かったのですが、普段ご飯が主食の私には、長期間のカップ麺生活は辛かったと思います。
非常時に贅沢は言えませんが、色々なストレスがある中で、食の面が少しでも癒しになればありがたいですよね。
そういう面からも、自分用の非常食は備えておきたいものです。
