ふるさと納税って自分にも使えるの?
お得とか簡単とか良いことばかり聞くけど、本当なのかな。
興味あるけど怖いから、ふるさと納税について教えて!
こんにちわ。えびてんです。
私は毎年ふるさと納税をしていて、今年は毎月返礼品で美味しいお肉が届けられます。
美味しくてお得なので、主婦としてとても助かっています♪
\ 2019年1月分の返礼品 /
お得だからやるべきとはよく聞くふるさと納税ですが、仕組みやルールがイマイチ理解しにくいですよね。
でも「よく分からないから」と活用しないのは、とってももったいないです!
当記事では、ふるさと納税の基本をイラスト付きで、サクっと分かりやすくまとめました。
文字を読みたくないひとでも、イラストだけ流し見てもOKです。
ぜひ不安を解消して、お得なふるさと納税を活用しましょう!
ふるさと納税の目的とは?
ふるさと納税の目的は、日本を元気にすることです。
近年日本では、東京や大阪などの大都市に人が流れてしまい、地方からどんどん人が減っています。
以前は住んでいる場所に対してしか納税できなかったので、人口が少ない地方は収入が少なくなる一方でした。
しかし、ふるさと納税ができたことにより、住んでいない場所にも納税できるようになりました。
それによって、人が少ない地域にも税金が入り、日本全体を元気に活性化していこうとしています。
ふるさと納税の意義
総務省は、ふるさと納税に3つの大きな意義をかかげています。
分かりやすくいうと「ふるさと納税の役割」を示しています。
- 納税したお金が何に使われているのか、興味を持つきっかけになる!
- 生まれ故郷、世話になった地域、応援したい地域への支援ができる!
- 各自治体は地元を一生懸命アピールするので、地域が活性化するきっかけになる!
つまり、ふるさと納税を通して日本を元気にしながらも、国民ひとりひとりが行政に興味を持ってもらいたいという希望が込められています。
ふるさと納税はなぜお得なの?
ふるさと納税がお得といわれるゆえんは、返礼品にあります。
返礼品とは、寄付をしたらお礼にいただける品物のことです。
例)同じお米で比較
3,000円で購入できるお米

7,000円の寄付の返礼品のお米
どちらも内容は同じです。
金額だけで比較すると買ったほうがお得に見えますよね。
でもそれは大きな間違いなんです!
その理由は、ふるさと納税の仕組みにあります。
ふるさと納税の仕組み

ふるさと納税の有無に関わらず、所得税や住民税は必ず納税しなければなりません。
ですが、ふるさと納税をするとその税金を先払いした形になり、寄付金額はお役所に支払う税金の中から差し引かれます。
つまり、ふるさと納税をしてもお財布から出ていく合計金額は変わりません。
自己負担金は必要
厳密にいうと2,000円の自己負担金は必要になります。
これは返礼品の代金とでも考えておけば、大きな負担ではありませんよね。
では、なぜお得なのか?

3,000円で購入できるお米

7,000円の寄付の返礼品のお米
先ほど例にあげたお米です。
普通に購入すると3,000円の支払いです。

ですが、ふるさと納税の返礼品としてもらうと実質負担は2,000円です。
7,000円ー2,000円=5,000円は税金を先払いしただけなので、将来納税するときは5,000円が引かれた金額が請求され±0です。
つまり、2,000円で3,000円のお米をゲットしたことになるんです!
1,000円もお得にお米をゲットできるなんて、こんなことそうそうないですよね!
それがふるさと納税の魅力で、お得といわれる理由なのです。
ふるさと納税はどんな流れで進めればいいの?
ふるさと納税の流れは、以下のとおりです。
- 寄付額の上限額を知ろう
- 寄付をしよう
- 必要な人は確定申告をしよう
寄付額の上限額を知る

寄付はひとりひとりできる金額が違います。
それを知らずに寄付すると、全くお得ではなくなってしまいます。
必ず寄付額の上限額を調べてから寄付するようにしましょう!

寄付をしよう

上限額がわかったら、寄付する自治体を選びましょう。
ふるさと納税はポータルサイトか、アンテナショップで行うことができます。
ふるさと納税ポータルサイト
ふるさと納税は、ふるさと納税ポータルサイトから行うことができます。

返礼品数は数十万品もあるので、選ぶのが大変かと思うので初めての方は、「金額から探す」から探してみましょう。
通販ではないので、表示金額が購入金額だと思わずに見ることがポイント。
返礼品は寄付に対してのお礼です。
購入金額と思ってしまうと、どれも高額に思えてしまって萎えます(笑)
会社が年末調整をしている場合は、ワンストップ特例申請をしましょう。
確定申告が不要になるため、後々の手続きが楽になります。
アンテナショップ
アンテナショップでのふるさと納税は”アンテナ納税”ともいわれています。
その場で返礼品が受け取れるのが最大の魅力です。
しかし全てのアンテナショップで対応しているわけではありません。
寄付したい自治体のアンテナショップでふるさと納税ができるかは、公式HPなどでチェックしてからお出かけくださいね。
必要な人は確定申告をしよう

- 自営業など、普段から確定申告をされている方
- 6箇所以上に寄付をされた方
これに当てはまる方は、確定申告が必要です。
確定申告しないと寄付額が減額されません!
確定申告には、寄付した後に自治体から送られてくる「寄付金受領書」が必要です。
捨てずに必ず取っておきましょう。
また確定申告できる期間は決まっているので、忘れずに行いましょう。
確定申告のあとは?

確定申告をしたあとは、寄付額が
- 住民税から控除
- 所得税が還付(銀行口座に振り込み)
となります。
きちんと手続きがされているかは、必ず確認しましょう。
- 住民税は「住民税決定通知書」
- 所得税は「国税還付金振込通知書」
寄付額ー2,000円の金額と、住民税控除額+所得税還付金額をに大きな差がなければOKです!
返礼品はいつ届くの?

返礼品が送られてくる時期は、返礼品によって違います。
通販はそのとき即発送できるものが売られていますが、ふるさと納税はあくまで「お礼」。
特に野菜や果物、魚介類などは「旬の時期になったらお届けします!」という物もたくさんあります。
また、定期便のように毎月返礼品が送られてくるパターンもあります。
ですので、受け取れる時期も確認してから寄付すると良いでしょう。
ふるさと納税に期限はあるの?

ふるさと納税はいつでもすることができます。
ただし、税金を軽減したい年の12月31日までの申し込みが必要です。
2019年分の税金を軽減したい場合
→2019年1月1日〜12月31日の申し込みが必要
例えば、年内で退職→次の年からは収入が0の方は、退職する年の内にふるさと納税をしなければお得にはなりません。
年末に向けてふるさと納税のCMが増えるのも、年内というリミットを周知するためなのですね。
ふるさと納税にデメリットはあるの?
ふるさと納税はとても魅力的な制度ですが、デメリットもあります。
きちんとデメリットも理解した上で利用することが大切です。
- 節税などの税金対策にはならない
- 納税額が少ない人は利用できない
- 偽サイト・詐欺サイトに注意が必要
節税などの税金対策にはならない

ふるさと納税は「納税」とあるので、節税に繋がるかも!と思いますよね。
でも、残念ながらふるさと納税においては節税にはなりません。
似たような言葉で、減税、免税にもなりません。
寄付はあくまで税金の「先払い」です。
トータルにすると、自分が負担する金額は一緒です。
ふるさと納税の”旨味”は、返礼品であることを改めて認識しておきましょう。
利用できない人もいる

納税額が少ない方は、ふるさと納税を使うことができません。
「できません」ではなくて「すると損します」というのが正解ですね。
私自身も現在は収入がないので、ふるさと納税をすると損してしまうため今年はできません(泣)
でも、家族に収入がある場合は、家族に利用してもらうことはできます。
まだ収入がある家族がふるさと納税をしていない方はチャンスです!
ぜひふるさと納税をすすめて、返礼品をいただきましょう!
偽サイト・詐欺サイトに注意が必要

最近徐々に増えているのが、ふるさと納税の偽サイトや詐欺サイトです。
偽サイトを使ってしまって、返礼品もこないし税金も軽減されないといった事件が多発しています。
ポータルサイトを通して寄付をするときは、きちんと見極めが必要です。
私たちが偽サイトを見抜くために見れる唯一のポイントは、ひとつ。
値引きしているか否か。値引きしているサイトは詐欺。
そもそもふるさと納税は商品の販売ではなく寄付なので、値引き自体おかしいことです。
そのような表記がされている場合は詐欺なので、絶対に振り込まないようにしましょう!
さいごに。ふるさと納税は絶対やるべき

ふるさと納税について詳しく図解してきましたが、いかがでしたでしょうか。
私自身何度も利用していて、美味しい思いしかしていないので、本当にみなさんに活用して欲しい制度です。
まだ利用していない方は、まずは上限額の計算から始めてみてはいかがでしょうか。
当記事がふるさと納税のきっかけになれば幸いです。

